学社連携・融合事業が市内全小・中学校実施となってから3年目を迎え、各学校で地域性を生かした事業や独自 の事業など、さまざまな事業が実施されております。
さて、先に開催された市学社連携会議において、平成18年度事業の実施報告がありました。今回はその内容を中 心にお知らせします。今後も、この「学社連携・融合通信」を通して、学社連携・融合に関する情報(特色ある事例や 先進事例等)を随時提供して参る予定です。
◇ 平成18年度実施事業について
実施事業数は、小学校が975件(前年度比39件増、中学校が314件(前年度比29件増)となっており、小中 学校とも、教科別では「総合的な学習の時間」、連携融合先別では小学校では「講師」、中学校では「地区団体」、取り組 み形態別では「講師型」が多い状況です。
第4号 平成
1
9年9月
発 行 いわき市学社連携会
議
学年行事以下については、保健体育29件、音楽 16件、地域行事15件、理科13件、図工7件と続 く。
保健体育以下については、国語、音楽、道徳、学級活 動、特別活動が各2件で続く。
前年度と比較して、講師が46件、地域人材が33 件増えており、その他はほぼ横ばいである。
◇
事業の成果と課題について(平成18年度事業実施報告書から)
※ 今号より、「学社連携通信」から「学社連携・融合通信」に名称を変更しました。
成 果 課 題
児 童 ・ 生 徒
① 自己の日常生活を客観的に見直すことができ た。
② 子どもたちの関心や意欲が高められ、教材等 の理解を深めることができた。
③ 地域の良さや大人の知恵を知ることができた。 ④ 地域の方に見守られている実感を深めること
ができた。
⑤ コミュニケーション能力が培われた。
① 事前・事後の活動を充実させる必要がある。 2 継続的に関われるような組織作りや計画作り が必要である。
③ 子どもの手による計画、実践、反省の場を設け、 より主体的に活動に取り組めるようにする。 ④ 学んだことを日常生活や将来に生かしていく姿
勢が必要である。
学 校
① 教師自身が地域の良さを見いだし、年間計画 の中で地域の良さを生かそうとする意識に改革 が見られるようになった。
② 地域教材の開発が積極的に行われ、教育課程 の改善に生かすことができた。
③ 地域との協力関係が向上した。
④ 学校の教育活動に対する理解と協力を得るこ とができた。
⑤ 公民館との連携も十分に行うことができた。
① 教育課程に位置づけて実施したい。
② 学級担当のコーディネート力・交渉力を身に付 けるとともに、教師や保護者による学社連携・融 合推進チームを組織して機能させていく必要があ る。
③ 事前打合せの内容や方法について改善する必要 がある。
④ 公民館との連携を密にし、お互い学びあるもの へ発展させる必要がある。
連 携 ・ 融 合 先
① 学校に対する理解が深まるとともに、地域全 体で子どもを育てる意識が高まった。
② 講師の方々が子どもの発達段階に適した教材 等を準備してくださるようになった。
③ 子どもたちの訪問が高齢者の励ましになって いる。
① 連携・融合先の活動の目的への理解をさらに深 めることが必要である。
2 各事業のめあて等を再確認し、継続実施をする ことが必要である。
③ 新しい人材発掘に取り組んでいきたい。 前年度と比較して、講師型、地域活動型が各9 件増であり、交流型が17件減となっている。 前年度と比較して、講師型が66件と増えており、
交流型が18件、その他協働型が36件減となってい る。